RETOZE BAKERY(レトゼベーカリー)|石田 美里さん

飲食業

RETOZE BAKERY(レトゼベーカリー)|石田 美里さん

代表

自身の経験を基にベーグル作りを本格化。
家族と協力しながら作る「ベーグル」の専門店。

小麦や酵母の芳醇な香りが漂い、木目調で落ち着く雰囲気の店内には、種類豊富なベーグルがぎっしりと並んでいます。夫婦で作るこだわりのベーグルが味わえる「レトゼベーカリー」は、郡山市では珍しいベーグル専門店です。今回は、代表の石田美里さんに開店(創業)についてのお話を伺いました。

――「レトゼベーカリー」というお店についてお教えください。

「ベーグル」を専門としたベーグル専門店です。ベーグル作りを含めたお店の経営は夫と夫婦で協力しながら行っていて、店名は子どもたちの名前を由来に「レトゼベーカリー」と名付けました。営業時間は午前10時30分から、商品が残っていれば午後6時ごろまで。ベーグルは30種類ほどのメニューがあり、季節や日によって異なる種類の商品をお店に並べています。
ベーグルは、小麦と酵母、水と塩と砂糖というシンプルな材料で生地が作られています。甘くてもしょっぱくてもおいしいし、焼いてもそのまま食べてもおいしいので、何にでも合うというのが特徴です。 ベーグルというと硬いイメージがあるかもしれませんが、当店のベーグルはやわらかくて“もちもち”しています。子育てをしていることもあり、子どもでも食べやすいベーグルというのを意識し、水分量を多めにして熟成時間を長くとることで、“もちもち”とした食感のベーグルに仕上げています。

――創業(開店)の経緯をお教えください。

パン(ベーグル)に着目したきっかけは、妊娠中に妊娠糖尿病になり、血糖が上がりやすいパンを食べられなくなってしまったことです。市販されているパンは油分が多く、血糖が上がりやすいんです。好きなパンが食べられないというのは、長い妊娠期間では相当なストレスが溜まりました。そんなとき、夫がヘルシーなパンやベーグルを手作りしてくれたことがきっかけで、パン作りの奥深さに気づきました。私のように、妊娠中にパンが食べたくても食べにくかったり、スーパーなどに低脂質のパンが置いてなかったりして困っている方が他にもいるのではないかと思いました。
そういった事情から、自分でパンを作ることを本格化させ、子どもの育休期間を利用してパン(ベーグル)作りを始めました。

この育休期間中にパン作りを学びながらパン屋としての開店(創業)を考えていたのですが、自分が独学で勉強していたこともあり、色々な店舗で修行されている方が営んでいるような他のパン屋には勝てないと考え、パンではなく独自性のあるベーグルを取り扱うことにしたんです。

――創業(開店)にあたり、創業支援は利用されましたか?

創業を考えていた頃から、当店が所在する安積町の商工会に相談し、都度アドバイスをいただいていましたね。また、郡山商工会議所の「こおりやま創業塾」へ参加して創業や経営のノウハウを学んだり、「こおりやま産業博」へ出展したり、という形で色々な方にサポートをいただきました。

――創業されてから、よかったこと・大変だったことがあればお教えください。

よかったことは、子どもたちと過ごす時間が増えたことです。開店準備等は忙しくて大変なのですが、やはり個人経営だと時間に融通が効きやすいので、突発的なアクシデントにも柔軟な対応ができることはよい点だと思います。

他には、人とのつながりが増えたこともよかったと感じるポイントですね。以前の仕事をしていたら出会えなかった人たちと出会うことができて、さらにそういう方々と仕事を通じて一緒に何かができたときは、楽しさを実感します。

大変なことは、創業時の資金調達です。パン屋を開業しようと思って開店資金を借りたくても、パン屋としての経験が無ければ借りることは難しいんです。私の場合は、朝6時から8時までパン屋でアルバイトをしてパン屋としての経験を積み、朝8時30分始業の当時の職場に通勤するというのを1年ほど続けてようやく開店資金の調達ができました。

――お店として、これからの目標はありますか?

いずれスタッフを雇うことになったら、働く女性が働きやすいお店にできればと考えています。子どもが体調不良のときはお店に連れてきて仕事ができたり、何か子どものイベントがあるときには気軽に有給が取れたり、そういうお店にできれば理想ですね。

また、食育活動にも力を入れていきたいと考えています。 食べものをただ食べて終わりではなく、どういう過程で作られているのか、どういう人たちが関わっているのか知ることで、食べ物を大切にしてほしいんです。
現在は幼稚園の年長さんを対象としたベーグル作りの食育活動を行っているのですが、こういった活動をどんどん広げていき、地域貢献もできればいいですね。

――これから創業を考えている方へ向けて、何かアドバイスはありますか?

自分の人生は自分にしか変えられないので、とにかく行動して、小さなことでもコツコツと積み上げていくことが大切だと思います。
小さな一歩にすら見えないことでも、実は違うところで一歩進んでいることもあると思いますので、勇気を出して一歩を踏み出していくと道が開けていくのではないでしょうか。

RETOZE BAKERY(レトゼベーカリー) 代表

石田 美里

事業内容
ベーグル専門店
住所
〒963-0105 福島県郡山市安積町長久保1-12-3 森合ビル中店舗
TEL
080-3198-9692
Instagram
https://www.instagram.com/retoze_bakery/
オンラインショップ
https://owqpkc4icafy4ahjbex8.stores.jp/
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