サービス業
スクーデリア株式会社|加納 佑哲さん
代表取締役 社長
創業・経営経験を経ての郡山市へのUターン創業。
企業理念は「誇れる企業を創る」。
郡山市を中心に宮城県仙台市や岩手県盛岡市にも拠点を持つ「スクーデリア株式会社」。「誇れる企業を創る」を企業理念に掲げる同社は、人材派遣を通じてクライアントに様々なソリューションを提案しています。今回は、同社の代表取締役社長を務める加納佑哲さんに創業についてのお話を伺いました。
――貴社の事業内容をお教えください。
事業としては、メインとなる人材派遣業の他、人材紹介業・高級車のレンタカー事業・不動産事業・M&A事業・決済手数料削減事業を行っています。幅の広い事業展開をしているのですが、実際の売上は99%がメインとなる人材派遣業でして、その他の事業はテスト的に展開しながら様子を見ているところです。 会社としては従業員の平均年齢が若く、現時点で従業員の半数がネパール人という珍しい特徴があります。
――なぜネパールの方が多いのでしょうか?
ネパール人は日本人と親和性が高い国民性を持っていると感じています。 むしろ、今の日本人よりも勤勉で義理堅い方が多いかもしれません。 皆さん「一生懸命に働いて稼ぐ」という明確な目標を持ち、どんな仕事にも誠実に取り組んでくださいます。 心から尊敬していますし、一緒に働くパートナーとしてこれ以上ない存在です。
――創業を志した理由は何ですか?
私は郡山市の出身で、大学進学を機に上京しました。在学中に東日本大震災が発生しましたが、当時は一学生だったこともあり、地元のために何もできない自分に歯がゆさを感じていました。この経験から、「将来は郡山のために何かしたい」という想いが次第に強くなっていったのです。 その後、いざ就職を考える時期になると、どうしても東京にある魅力的な企業ばかりに目が向いてしまい、当時はまだ「福島に戻って働く」という選択肢を現実的に捉えることができませんでした。
しかし、以前から抱いていた「地元に貢献したい」という想いに加え、「福島にも若い世代が憧れ、自慢できるような会社を作りたい」という新たな決意が芽生えて、自分の中で「起業」という道が明確な選択肢となりました。
――スクーデリア株式会社の創業の経緯をお教えください。
実はスクーデリアが初めての創業ではなく、いくつか会社の経営に参画した後に、スクーデリアを立ち上げています。
大学卒業後は、経営について深く学べそうな飲食系のベンチャー企業に就職しました。その会社には3年ほど勤めて経営のノウハウを徹底的に学ばせていただきました。
その後はITサービスを取り扱う会社を立ち上げたのですが、本業であるはずのITサービスではなく、サービスの完成を待つ間に始めた販売促進事業がどんどん大きくなっていき、最終的には私がいなくても会社が回るようになっていました。
そんな時期に知り合いの経営者から、一度売却した人材派遣事業を買い戻すから私に経営をしてほしいというお話をいただいたんです。引き受けたその会社で経営に参画し、人材派遣事業のノウハウを学びました。その経験や知見は、スクーデリアの創業の元になりました。
そういった数々の経験を経て、満を持して2022年に郡山市で立ち上げた会社が同社です。 前にも述べた通り、地元である郡山市で何かがしたい、若い人が憧れる会社を作りたいという想いを込めて、会社の企業理念を「誇れる企業を創る」としました。
――創業されてから、よかったこと・大変だったことがあればお教えください。
創業してからの3年間、毎日が楽しく、創業してよかったと感じています。経営者として「数字が増える」ということはやはりうれしいことでして、売上はもちろんのこと、従業員数が増えたり、取引先が増えたりすることを楽しいと感じますね。
逆に大変なことは、大手との取引を開始するときの与信問題や、営業しても相手にしてもらえないことが多かったことですね。ベンチャーならではの課題だとは思いますが、そういう瞬間は大変だなと感じます。 大変だなと感じる部分はもちろんあるのですが、それを超える楽しさを未来に見いだせるというのは、やはり創業の面白さなのではないでしょうか。
――会社として、これからの目標はありますか?
もちろん、最終目標は「誇れる企業を創る」ことなのですが、マイルストーンとしては8期を迎えるタイミングで上場をしたいと考えています。
今会社で働いているメンバーが「自分が勤めている会社を上場させた」となれば、それは一つの大きな誇れるポイントになるはずです。当社の企業理念にも沿ったよい目標だと思います。 また、期ごとの売上高の目標も立てているので、その目標も1期ごとに達成していけるような会社にできればと考えています。
――これから創業を考えている方へ向けて、何かアドバイスはありますか?
アドバイスをさせていただくとすれば、やはり1つ目はとにかくチャレンジをしたほうがよいということですね。創業というのは人生を変える一大決心だと思いますが、案外やってみたらどうにかなるかもしれないし、チャレンジをしなければ何も始まらないので。
2つ目は、超一点集中で限りなく狭くスタートを切るということです。いわゆるスモールスタートですね。
裾野を広げすぎてスタートしてしまうと、マーケットに受け入れられなかったときにダメージが大きく、かつ大手に勝つのが難しい。ゆえに、一点集中でニッチな事業からスタートしてみるのが軌道修正もしやすく、有効だと思います。
また、スタート時に、借金や税金のリスクを過度に恐れないことも大切です。
借金に関しては、先ほどお伝えしたような「スモールスタート」を心がけることで、多額の借り入れを避けることができます。万が一、事業が思うようにいかなかったとしても、正規の金融機関からの融資であれば、無理のない返済方法について相談に乗ってもらうことも可能かと思います。 また、税金の心配は利益が出てから考えればよいことですので、まずは自分の商材を磨き上げ、事業を軌道に乗せることに全力を注ぐのが最善だと思います。
スクーデリア株式会社 代表取締役 社長
加納 佑哲
- 事業内容
- 人材派遣事業、人材紹介事業、外国人材派遣事業、外国人材紹介事業、不動産事業、レンタカー事業、M&A事業、決済手数料削減事業
- 住所
- 〒963-8024 福島県郡山市朝日2-23-6 KINOビル2階
- TEL
- 024-954-5910
- ホームページ
- https://www.sc-deria-inc.com/