
サービス業
ママライフコーディネーター|添田麻美さん
第一印象はとにかく元気いっぱい、笑顔あふれる添田さん。ベビーマッサージや赤ちゃんヨガの教室「カラコロ福島の親子ふれあい教室」の運営を中心に、福島のママと赤ちゃんが親子のふれあいで絆を深め、ママのリフレッシュで笑顔の育児を応援する活動。これが「ママライフコーディネーター」としての添田さんの仕事です。起業してもうすぐ5年、これまでに3,000組以上の親子と関わってきた添田さんに、ママライフコーディネーターとしての「これまで」と「これから」についてお話しいただきました。
「活動のきっかけは、震災をきっかけに福島のママたちがリフレッシュできる場所やコトがこれまで以上に必要だと痛感したことです。」東京で観光バスガイド、福島に帰郷してからはウェディングプランナーの仕事をしていた添田さん。結婚・出産を機に専業主婦となりましたが、「何をして過ごしていいのか」「何をすれば子供が喜ぶのか」が分からず、これまでの生活とのギャップから孤独感を感じる日々を過ごしていたとのことです。そんな時、当時はあまり知られていなかったベビーマッサージの教室を知り、子供とのふれあいを学ぶために通い始めました。そして教室では同じ悩みを持つママたちに出会い、子育てに悩みを持つことが自分だけではないことに気付き、心が軽くなったとのことでした。この経験を機に一念発起、自分でもベビーマッサージと赤ちゃんヨガの資格を取得し、「カラコロ福島の親子ふれあい教室」を始めるに至ったそうです。
「最初はアパートの1室から教室を始めましたが、ベビーマッサージがメディアで注目され始めた時期にも重なり、1年目くらいでスペースが手狭になってきました。そんな時、安積町にある吉成建築さんのショールームを借りて教室を開催する話がまとまりました。それがあったからこそ、これまで教室を続けてくることができたと思います。」と当時を振り返る添田さん。これまで延べ3,000組以上の親子と関わり、様々なママさんの声にふれる中で、今までのふれあい教室の枠を超えた活動の必要性を感じるようになってきたとのことです。「これからの事業展開を考える時期と感じていても、何をどうやって具体化すればいいか分かず、悩んでいました。そんな時にCoko コワーキングスペースコオリヤマで開催された”ちっちゃいビジネス応援塾”を受講し、ビジネスの基礎から事業計画の立て方、マーケティングなどを学ぶことができました。」
応援塾を受講した結果として、ママと地域社会をつなぐ活動をこれからの事業展開として明確化することができたとのことでした。また、応援塾では異業種の受講生からの様々な意見にふれ、視野が広がったことも大きな収穫だったとのことでした。「福島のいいところをバスで巡り、親子で地域を再発見してもらうワークショップのアイデアはママたちの座談会で出てきたものです。他にも色々なアイデアがママたちから出てきますし、ママならではの視点で考えるから面白い。こんなママたちのチカラを活かす場を提供できれば、孤立しがちなママたちの活躍する機会が増え、社会との接点も生まれると思います。そのコーディネートをすること、つまり”ママと地域社会をつなぐ”ことが、これからの私の事業の方向と考えています。」起業から5年目に入るタイミングで新たな事業展開を見出し、創業当時以上の勢いで邁進する添田さん。確固たる信念とともに、ママの優しさも併せ持つ起業家としてこれからの活躍を期待したいと思います。
ママライフコーディネーター
添田麻美
- 教室名
- カラコロ 福島の親子ふれあい教室
- 所在地
- 郡山市安積町笹川字高石坊52-3(吉成建築ショールーム横)
- 公式サイト
- http://caracoro.sunnyday.jp/
- https://www.facebook.com/caracorobaby/
- Blog
- http://ameblo.jp/hinamamaaa/
- http://www.pictaram.com/user/asami_soeta/2929193139