エステティックサロンfuru

起業家紹介【エステティックサロンfuru セラピスト 古山千恵子さん】

郡山商工会議所駅前大通り会館一階の郡山商工会議所チャレンジショップ

http://www.ko-cci.or.jp/dantai/challenge/index.html


「将来、郡山にお店を出したい!」「好きな商品で商売したい!」といった、夢をお持ちの皆さんが、独立創業に挑戦し、中心市街地で本格開業するのを支援するため、郡山商工会議所が郡山市と連携し、駅前大通りにオープンして10年目を迎えます。
 今年7月から入居して活動しているのは、女性がより輝くお手伝いをするお店が2軒。
エステティックサロンfuru(フル)と韓国コスメ・アクセサリ・ジュエリーのお店mon ange(モナージュ)


今回はエステティックサロンfuru セラピスト 古山千恵子さんに、チャレンジショップで創業するまでのお話を聞いてきました。



エステティックサロンfuru



エステティックサロンfuru セラピストだから当然と言えば当然ですが、お肌も笑顔もキラキラと輝く古山さん。二本松市出身で、郡山女子大を卒業後は、3年間高校の家庭科の先生をしていたそうです。
「この3年間は、授業に部活顧問に校務に、本当に忙しい毎日で、自分自身を面倒見る時間もなく、身だしなみも肌の手入れも忘れ、3年たって気がついたら自分を忘れた私になっていました。その時、身体の底から『働く女性をきれいにしたい、働く女性の力になりたい。』と思い、一念発起して教師を辞め、エステの専門学校で1年間勉強し、仙台市のエステサロンに就職しました。」



エステティックサロンfuru その後、ご自分の技術に磨きを加え、仕事も覚えた古山さんに、海外進出を計画したサロンから、香港での店舗拡大の仕事を命じられました。人も物もめまぐるしく動き、活気あふれる香港がすっかり気に入った古山さんは、5店舗まで拡大、香港の富裕層ではちょっとは知られるエステグループを築きました。そこに入った東日本大震災のニュース。「自分の生まれ育った福島が大変なことになっている。自分も震災復興の力になりたい。」地元に戻った古山さんは、二本松の自宅から福島市に通勤しエステの仕事を続けました。そして一年後、郡山市に転居した古山さん。持ち前の独立心とチャレンジ精神が湧いてくるのに、そんなに時間は必要ありませんでした。
 2014年、フロンティアnetこおりやま会員のco-ba Koriyama を会場に、福島銀行が開催した「プチ起業カフェ」に参加し、独立に必要な事業計画づくりや、ビジネスモデルキャンパスで顧客価値の勉強に取り組みました。



エステティックサロンfuru 「受講している時は、難しくて付いて行くのがやっとでした。でも開業してみると、あの時勉強したことが役に立ちます。それにも増して役に立ったのは、起業を目指す仲間ができたことです。郡山に移ったばかりで友達もいなかったのですが、ここでたくさんの仲間ができ、そこからこのチャレンジショップのこともお聞きしました。今でも大切な仲間です。」と、プチ起業カフェでの思い出を語っていただきました。



エステティックサロンfuru  今後の事業展開の上で、心配なことをお聞きしてみると、 「会館の閉館時間が午後6時なので、平日の務め帰りのお客様にご利用いただけないのが残念。入居期間が半年間なので、次の開業資金を作るには期間が短くて大変です。」 と、悩みも笑顔で語る古山さん。
 これまで10年間の入居者の、チャレンジショップOB会のようなものがやりたいと商工会議所に提案し、内諾をいただけたようです。「せっかくのチャレンジショップですから、入居した皆さんの経験を蓄積すれば、きっと大きな財産になるのではないかと考えています。」香港で、新店舗開発を経験してきただけに、見つめる視線は、常に未来を向いています。
「皆さんが、美容院や床屋さんに定期的に行くように、お肌のためにそして健康な体のためにエステに行くような文化を育てていきたい。近い将来、エステを目的に来てもらえるような郡山市にして、新しい観光として育てていきたい。」
そのための第一歩として、老人ホーム訪問のボランティアも始めている古山さん、まだ歩み始めたばかりですが、進む方向はしっかりと定まっている印象を受けました。



エステティックサロンfuru

郡山市中町10-6 郡山商工会議所駅前大通会館1F

TEL.090-3643-1762

◎営業時間/11:00?18:00 ◎定休日/火曜日

estheticfuru@gmail.com

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